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TOP > 交通事故コラム 争点 > 飼い犬が他人のネコにケガをさせた高額な慰謝料を請求されるネコの飼い主は慰謝料請求できるか
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飼い犬が他人のネコにケガをさせた
高額な慰謝料を請求される

ネコの飼い主は慰謝料請求できるか

不注意の代償

ペットブームで犬やネコを飼う人々が増え、今や完全に15歳未満の子供を追い抜くほどになりました。           (2008年、ペット登録数2,399万匹に対し、15歳未満の子供数1,725万人となった)

毎日のペットとの生活、散歩などで人々が癒しを求めることは素晴らしいことですが、このワンちゃんネコちゃんたちは人間社会の常識などはわかるはずもなく、そのしつけも当然求められます。

以前交通事故で車がネコを轢いてしまった事故の顛末を書いたとき、ペットは対物で慰謝料支払いは困難と書いたことがありますが、今回はペット同士のケンカで犬がネコを噛んで死なしてしまったと言う事案。

自分の飼っているペットが他人のペットにケガでもさせたら、当然飼い主の責任となり、それなりの代償を支払わされることになります。

ある日愛犬のラブラドールと散歩をしていたAさん。しつけはきちっとしていて、他の犬とのコミニュケーションも取れていました。

そこへBさんが大事に育てているネコを抱っこをして挨拶をしているとき、ネコが興奮してBさんの手を離れ、Aさんの犬と対することとなってしまいました。

Aさんのラブラドールは遊んでいる様子でしたが、Bさんのネコは恐怖を感じてラブラドールへ攻撃、その後ラブラドールの口がネコの喉もとを噛んでしまい、結局Bさんのネコは病院へ受診するも亡くなる結果となりました。

慰謝料は請求できるかと言う問題

民法では身体、名誉、その他の財産を侵害された時、慰謝料が請求できる(710条)と規定はしているものの、実際上そういう請求が認められるのはまれで、先祖伝来の財産や家宝とかのように「物」と持ち主が特別に精神的結びつきが強く、「物」そのものの賠償だけでは償われない時に限られるとするのが法律的な考え方です。

くだんのネコはいわゆる三毛ネコで、Bさんには子供がいないため、散歩はもちろん食事や寝る時もいつも一緒にしていました。

ネコちゃんもBさんになつき、外出帰りのBさんの足音を聞きつけ玄関まで迎えに出るほどでした。それがある日散歩に連れて歩いていたAさんの犬に襲われたのです。

Bさん夫妻は悲嘆にくれて泣き明かし、数日は仕事を休んで亡きがらに好物を供えて供養し、その後お寺でお葬式を済ませ墓地に手厚く葬りました。

かくしてBさんは慰謝料、埋葬料などを請求し、これに対してAさんはBさんのネコは他人からもらったネコで特に精神的価値のあるものではないと争いました。

裁判となり、ネコのように財産的価値は少なくとも、飼い主との間に深い愛情関係を有する動物の侵害については、その価値賠償だけでは損害が償われない。こういう場合(もらいネコ)に慰謝料を否定すれば、もしこれを永年飼育し、その間に高度の愛情関係が芽生えても何ら救済を受けられず公平に反するとのことで、Bさんの想いが通じたことになりました。

Bさんに飼われていたネコは幸せでした。しかし、ニュースで話題になるような、動物をなんとなく飼い、ついでにえさをやっているような、また虐待をしているような飼い主もあるでしょう。動物の為他人のために、飼い方には十分と責任をもっていただきたいものです。

「殺処分ゼロ」と言う言葉に課題

話はかわりますが、私も犬を2匹飼っています。また今までに、病気で犬を亡くしたこともあります。ペットロスと言う言葉がありますが、大事な家族の一員として人より早く亡くなると言うことはわかっていても非常に辛いことです。

犬猫の殺処分は年々少なくなっているとは言え、年間5万匹以上の犬やネコが処分されています。

 (環境省 犬・猫の引取り及び負傷動物の収容状況」の速報値)